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■チケット:全席指定 前売り 3500円 当日 3700円 ■チケット取り扱い
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初めて「ゲイ」という言葉を聞いたのはいつだったろうと考えると、あいまいな記憶は二十数年前、僕が中学生だった頃にさかのぼります。 おすぎとピーコさんがテレビに出演しているのを見ては、なんだかかっこいいなあと思ったり、東郷健さんの選挙演説を見ては、複雑な気持ちになったり。 受験勉強の合間になんとなく聞いていたラジオ番組「スネークマンショー」。水曜日担当のタックさんこと大塚隆史さんの、「ゲイのみなさん、こんばんは」という番組の始まりのあいさつが、僕が初めて聞いた「ゲイ」という言葉だったかもしれません。 「ゲイって何?」という素朴な疑問が、「僕もそうなんだ!」という確信に変わるのにそう時間はかからず、そして、僕はようやく自分の居場所を見つけたような気がしたものでした。 今のように胸を張って「僕はゲイです」とはなかなか言えなかったあの頃ですが、それでも今につながるゲイリベレーションの芽はあちこちに芽生えていたはずです。そのひとつがラジオから聞こえるタックさんの声だったと思います。 今回の「ムーンリバー」の舞台は、そんな昭和五十年代の川に囲まれた下町。男の人が好きな自分に気がついてしまった少年と「もっと女の子らしくなりなさい」と言われる女の子、彼らの両親、校内暴力といじめに揺れる下町の中学校の教師と生徒たち。そんな人たちのどこかなつかしい群像劇をごらんいただきましょう。 今回もゲイテイスト満載、しかけたくさんで、にぎやかにお送りします。ご来場をお待ちしています。 関根信一 |
梅雨模様の雨空&曇り空が続き、うっとうしい毎日のこの頃ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか?
2006年6月吉日 |
<ご挨拶>(当日パンフレットより) これからご覧いただく「ムーンリバー」の舞台は1979年、昭和54年です。 関根信一 |